昔は子供のころ将来何になりたいという夢というか希望というものがありました。
その子供が大人になるころにはその選択肢は割と残っていました。その仕事の内容もほとんど変わらずに。
でも現在は子供のころには聞いたことがないような職業が出てきたり、子供のころ一世を風靡していた職業は
衰退していたりしています。
昔はテレビ局が花形で給料もいいと言っていましたが今では人気も給与も下降して、Youtubeにその座を奪われて
います。しかしそのYoutubeも流行の影響力や宣伝力はもはやInstagramやTikTokにスライドしてきています。
変化が昔は10年単位くらいのものが今は1か月単位くらいで進んでいる感じです。
また昔からある定番の人気があるお医者さんも例えば手術といえば手術室でメスを使って開腹して1,2週間入院するイメージでしたが、昨今では患部に穴をあけてマニピュレータと言われる小さな手とカメラを入れてモニタを見ながら手術をするとか
カテーテルと言われる細い管が血管の中に入って血管そのものや心臓や脳まで到達してレントゲン映像を見ながら手術をしたり
して退院も当日退院とかすごい短期間で退院とか普通になっています。
今はすごい短い期間で職種も仕事の内容もめまぐるしく変わっていくのです。
また会社の事業内容も今はすごい短い期間で変わってきています。
コニカミノルタという会社があります。この会社は、コニカという会社とミノルタカメラというどちらもカメラを製造販売する会社でした。しかし今ではカメラは製造していないのです。企業は吸収・合併を繰り返す中、不採算部門を廃業したり譲渡しながら生き延びているのです。ちなみにコニカミノルタのカメラ事業はソニーに引き継がれています。
本当にこの仕事をしたいと希望を強く持っているならどこまでもくらいついていく矜持と変化に対応する力を持たなければならないと思います。
また、会社の名前で仕事を選ぶことは、意味がないことになるかもしれません。希望の会社に就職できても1年後にその会社にいるとは限りません。吸収・合併して会社名が変わるかもしれないですし会社が分社化して子会社になっているかもしれないですし、新事業ができて今まで自分がやったことがない仕事をするかもしれません。ただその可能性はとても高いです。
将来を考える時、また就職などを考える時は、目先の事ばかりでなくものすごく広い視野と少なくても数年後どのような変化があるのか考えなければならないかもしれません。