最近、スーパーとかいろいろなお店でセルフレジやセミセルフレジが導入されてレジ操作自体簡単になったので、お店のいろいろな部署の方がレジに入るようになりました。それ自体文句を言うつもりも筋合いもありません。ただ、昔のようにお会計していい気分になることは圧倒的に少なくなりました。レジ係の能力に圧倒的に優劣の差があるのです。
私は20年以上販売職に携わっていたのでその原因を考えました。
そうしたらある接客用語を思い出しこれかなと思いました。
1、はい
2、いらっしゃいませ
3、おそれいります
4、さようでございます
5、かしこまりました
6、少々お待ちくださいませ
7、おまたせいたしました
8、お預かりいたします。
8、ありがとうございました
9、またどうぞお越しくださいませ
これは私がアルバイトしていた某書店の接客用語である。
レジが手打ちからバーコード入力になってもこの接客用語が崩れることは、まずありませんでした。しかし支払いがセルフレジ等になってからこの接客用語が崩れはじめた感じがするのです。
レジに並んで順番が回ってきたら
「お待たせたしました。いらっしゃいませ」
「袋はお持ちですか?」
商品の入力が終わり商品を支払い機に移動させながら
「ありがとうございました。またどうぞおこしくださいませ」
といったところでお客様はまだお金を払うところなので、どちらも興ざめする感じになります。そこで店員の一部(大部分?)は最後の挨拶を省きはじめていますよね。
できるレジ係は商品を支払い機に移動したときに
「ありがとうございました」と言ってから支払い終わってお客様が移動するときに次のお客様がきていないときには改めて「ありがとうございました。またどうぞお越しくださいませ」と挨拶されました。
また、すでに次のお客様の入力している時は、支払い機を離れる時にもう一度「ありがとうございました」と声をかけられました。
これはとても気持ちよかったです。
接客において最後の締め言葉でお客様をいい気持ちで送り出せるか。
接客用語の8番9番を言えるかかなと自分は思います。
レジはお客様によっては最初で最後のお客様と触れ合える場所であります。
だから誰でもできるほど簡単ではないのです。レジ自体は簡単な操作になっていますが、レジに携わる人間は目の前のお客様が困ってないか、とか支払い機の操作に困ってないかとかを見る力を持ち、最後にお客様が気持ちよく買い物ができているかを感じなければならないと思います。
カンタンだからとみんなにレジをやらせるならみんなにしっかりとしたレジ研修をうけさせなければならないと思います。
ちょっとしたクレームですね。